「イソギンチャクボウシ」 井上綾 通学帽に擬態するイソギンチャク。海沿いにある小学校で発見される。擬態が不完な個体はイソギンチャクなのか帽子なのかよくわからない。
毎日毎日通う道。今日も、みちくさで沢山の発見をして帰る小学生。日によって異なってみえる色鮮やかな世界は、まるでゆうえんちのようにわくわくする。そんな風景を毎日被って歩く帽子に閉じ込めた。
「モヒカンハット」 塚田真史
インディアン・マヒカン族の戦士がしていた髪型「モヒカン」。子供たちは、学校という戦場に通う戦士なのです。
黄色がとっても美味しそうな色をしていたので、朝への想いを込めて、目玉焼きにしました。
「kawakami sweet」 伊藤文
農家で働いていた時、とうもろこしをよくおやつに食べていた。黄色い実がぎゅうぎゅうと犇めいて一粒一粒が輝く姿は、この黄色い帽子を被った子供たちの姿にそっくりである。
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