江戸時代の葛布(袴)。この時代に葛布が栄えた事もあり、クオリティーがとても高かった。今のものと見比べると雲泥の差でした。この時代の布は神がかっていると改めって実感しました。
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静岡県掛川にゆき、「葛布」の織元を見てきました。
葛布とはカラムシ織り、シナ布に並ぶ、日本の三大古布の一つで、万葉集の中でも葛布のことが歌われているくらい古く歴史のある布です。戦国時代にはその独特な光沢感と張りから武士に好まれ、袴地としてよく使われたみたいです。あの、時代劇とかでよく見る肩の部分がとんがった あれです。
原料はマメ科の「クズ」という植物で、今でも河川敷や線路際など日当りの良い場所には何処にでも生えている植物です。葛の繁殖力は凄まじく、アメリカでは特定外来植物にもしていされ、公害になるほどなのです。その反面、クズは有用な植物でもあり漢方の葛根湯や葛湯の原料でも有名です。
葛布の作り方はとても大変で、特に糸作りは膨大な時間を費やします。
煮たり、腐らせたり、結んだりと工程が沢山あり過ぎてここでは説明できないので、古代布のことを調べている作家「あまよかしむ」さんのホームページをから葛布の作り方をみてみてください。
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